March 26, 2006

深夜バス

ロンドンは24時間バスがはしってます。これは結構ありがたい。だけど、深夜バスは酔っぱらいの若者が沢山のってて、しかも、週末はものすごい混雑でちょっとウザイ。
土曜の晩、飲んだ帰り、いつもの様に乗った214番のバス。このバスの行き先はHighgateという高級住宅地を言われているところだからかどうかわかりませんが、とにかくいつもはそんなに柄が悪い人は乗ってません。が、深夜バスは別。 微妙に混んでる深夜2時。
若者の酔っぱらいの無銭乗車に運ちゃん怒ってバスを発車させません。乗客の他の若者が「ファックユー降りろよ!」と口々に騒ぎ立て、さんざん運ちゃんとやりあったあと、「ファキンバス!」と捨て科白を残しておりていった。これもよく見る光景。
しかしこの若者、だいぶキてて、逆ギレして、近くに置いてあったおもりのついたパイロンをもってこっちに近づいてくる。
いや、目がこえーよ。なんかキングコング登場の音楽(なんてあったかしらんけど)みたいなのが流れてたもの。そんで力任せにバックウインドウにガーン!
こわー!最後尾に座ってた私はまじでびびったよ。隣に座ってた女の子も怒り狂ってる。
しかしなんでか運ちゃんまだ発車させない。なんで?
その若者はひきつづき、パイロンを持ってバスの周りを回りながらガンガン窓に向かって投げつける。でも運ちゃん発車させない。客は口々に発車させようよ〜と言う。
若者は結局バスのサイドミラーを壊した程度で気が済んだのか去っていった模様。でもバス発車せず。苛つく客。
そうこうしているうちに次の214番バスが後ろからやってきたので、客全員ダッシュで降り、後ろのバスを止める。
人数いるとなんでもできるね。バス停でもないのに。バスの運ちゃんははじめそのとまってるバスに乗ってろ、といって、扉を開けるのを拒否していたけど、大勢に囲まれて仕方なくドアをあけ、話をきいて乗せてくれることになった。これはこれで迷惑だろうけど仕方ないよね。。。
やっと帰れる事がわかった乗客みんな(元々乗ってた人は迷惑そうだったけど)ホッとしたところで、ポリスが沢山やってきた。
そうか。バスの運ちゃんはポリス呼んでたんだ、、、、。
ヤツ捕まるといいんだけど、、、、。

5分走ったところで、みかけましたよ、ヤツ。
ポリスに取り押さえられてました。その横を駆け抜けるバスの中は大歓声。ゆびさして。
なんかやった事に対してだいぶ大げさになった気もしないもないけど。パトカー3,4台はいたと思う。
そんな深夜2時過ぎ。ああ。つまり3時過ぎ。その瞬間がサマータイムになった瞬間だった。

09:46:00 | chiaki | comments(0) | TrackBacks